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2003年10月22日(水) 19時45分

「誤診」で済生会を提訴−−胆のうがん死の女性遺族 /新潟毎日新聞

 胆のうがんを胆石症と誤診されなければ、延命の可能性があったとして、死亡した妻(当時71歳)の夫(74)=新潟市=ら遺族が21日までに、社会福祉法人・済生会(幸田正孝理事、東京都港区)を相手取り、慰謝料など約2200万円を求める訴訟を新潟地裁に起こした。
 訴状によると、妻は昨年1月、右肺にがんが見つかり、済生会が経営する済生会新潟第2病院(川口正樹院長、新潟市寺地)で検査を受けた。他の病院の検査で胆のうがんの疑いもあると診断されたため、第2病院に説明したが、同病院は、胆石症と診断し、2月に肺の手術だけを行った。しかし、7月になって黄疸などの症状が出ると、今度は胆のうがんと診断した。妻は11月に死亡した。
 遺族側は「慎重に検査、観察していればがんであることが判明し、適切な治療を受けることができた」として同病院の注意義務違反を主張。同病院の野中晃事務部長は「診断ミスは認めるが、胆のうがんと診断していても手術は困難な状況だった。金額面では応じられない」と話している。【柴田真理子】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031022-00000006-mai-l15