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法定金利を大幅に上回る利息を受け取ったとして、大阪府警は２２日、住所不定、無職田崎武志容疑者（２７）を貸金業規制法違反（無登録）と出資法違反（高金利）容疑で逮捕した、と発表した。田崎容疑者は、東京の約３０のヤミ金業者を統括していたという。府警は、このグループの形態などから、暴力団山口組系五菱（ごりょう）会傘下のヤミ金融グループの一つとみて捜査している。
調べでは、田崎容疑者は傘下の貸金業者吉田隆也被告（３０）＝出資法違反の罪で起訴＝らと共謀して４〜６月、大阪府内の自営業男性（４１）ら３人に計２７万円を貸し付け、法定金利（年２９．２％）の５５〜１１９倍にのぼる利息計６７万４０００円を受け取った疑い。
田崎容疑者は、それぞれ数店から成る四つのブロックを統括。各ブロックには「センター」と呼ばれる顧客情報の管理部門があり、田崎容疑者の上にはさらに「社長」と呼ばれる男（２６）がいる。府警はこの男を出資法違反容疑などで指名手配している。(10/22 23:32)