2003年10月22日(水) 00時00分

家財道具などのリース装い貸金で逮捕（ZAKZAK）

　福岡県警ヤミ金融事犯集中取締本部は２２日、家具のリース契約を装って無登録で貸金業を行い、不当に高い利息を徴収していたとして、貸金業法違反（無登録）と出資法違反（高金利）の疑いで、リース会社「西日本リース」経営者、児玉恒容疑者（３２）＝福岡市東区＝と、元従業員、大浦里美容疑者（３９）＝北九州市八幡西区＝を逮捕した。

　調べでは、両容疑者は２００２年４月から今年７月にかけ、福岡市内の男性（６０）ら３人に家財道具などのリースを装ってそれぞれに６万−８万円を貸し付け、最大で法定利息の約３３倍の利息を徴収していた疑い。

　両容疑者は「古物商として営業しており、貸金はしていない」などと容疑を否認しているという。

　同社は客に架空のリース契約書を作成させ、あらかじめリース料と称して貸付金の一部を徴収していた。２００１年１１月ごろから、３５０人以上から約３０００万円を徴収していたとみられる。

ZAKZAK 2003/10/22

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_10/1t2003102229.html