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2003年10月22日(水) 00時00分

瀬戸焼に産地シール 県陶磁器組合 輸入品と差別化 東京新聞

 大量に出回る輸入陶磁器などとの差別化を狙って、県陶磁器工業協同組合は瀬戸焼の陶磁器に張る産地表示シールを独自に作製。組合に加盟する各事業所は今月から順次、製品に張って販売を開始した。(小島哲男)

 産地表示に踏み切ったのは、食料品などの偽装表示が問題となって消費者の関心が高まったことを受け、大手百貨店や大型スーパーから、陶磁器業界にも産地表示の基準づくりについて要請があったことがきっかけ。

 シールは和陶用(縦二センチ、横一・一センチ)と洋陶用(縦一センチ、横一・六センチ)の二種類。町全体を美術館、博物館に見立てて瀬戸市が推進している事業「せと・まるっとミュージアム」のシンボルマークを配し、和陶用には「瀬戸焼」、洋陶用には「SETO.JAPAN」と記してある。

 シールを張り付ける対象となる同組合加盟の事業所は瀬戸、尾張旭両市で約二百五十社。愛・地球博開催時までには、ほぼ完全実施に持っていく考えだ。半製品状態で輸入して瀬戸で絵付けを施すような製品については、原産国表示をしたものに限って瀬戸焼の産地表示をすることを認める。

 瀬戸のほか、九州・有田や石川・九谷などの国内の主な産地も同様に産地表示を実施する運びだという。林春治・同組合副理事長は「瀬戸の産地のためになることであり、シールの張り付けを積極的に推進していきたい」と話している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20031022/lcl_____ach_____003.shtml