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2003年10月21日(火) 00時00分

『危険な出会い系サイト』 小松署員が非行防止教室 生徒に注意促す 芦城中 出会い系サイトの危険性を生徒たちに説く大島補導員=小松市芦城中学校で 東京新聞

 「相手はとんでもない人間かもしれません」−。出会い系サイトの危険性を学ぶ講座が二十日、小松市芦城中学校であった。県警が小中学校で開く少年非行防止教室「ピュアキッズスクール」の一環で、携帯電話の普及や「出会い系サイト規制法」の施行を受け、小松署が県内に先駆けて催した。 (赤川 肇)

 ◆自作イラストで物語

 小松署少年警察補導員の大島由美子さんが自作のイラストを使って二年四組約三十五人に指導。好奇心から出会い系サイトに手を出した女子中学生が援助交際の相手から「親や学校にばらす」などと脅迫を受け、最後は自身も補導される物語を紹介。「サイト上ではうそが簡単で、相手がどんな人か分からない。思いこみで近づくと、わなにはまります」と訴えた。

 受講した男子生徒は「(出会い系サイトを)ちょっと見てみたいのも正直な気持ちですが、講義を聴いて怖くなりました」と話した。

 従来のスクールは万引やいじめ問題がメーンだったが、小松署は「学校の要望で出会い系サイトの危険も教えたい」としている。芦城中では、二年生の残り四クラスでも二十二〜二十四日に大島さんが講義する。

 県教委が今夏実施した調査では、県内高校生の携帯電話の所有率は91・4%、中学生は18・6%。「出会い系サイトにアクセスしたことがある」と答えた生徒は高校で13・7%、中学で8・1%に上った。

 今年九月に施行された規制法は、十八歳未満の児童買春や援助交際を誘うような書き込みを禁止し、違反者には百万円以下の罰金が科せられる。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ikw/20031021/lcl_____ikw_____001.shtml