2003年10月21日(火) 18時04分

国際的ＤＮＳ保護に危機管理組織を創設＝米ＩＳＣ〔ＢＷ〕（時事通信）

＊ＩＰ（インターネット・プロトコル）中核技術の開発や品質維持を務める非営利団体の米ＩＳＣ（インターネット・ソフトウェア・コンソーシアム）は、国際ドメイン名システム保護を目的に、危機発生時、関連業者・団体が協調して対応できる「オペレーション、アナリシス＆リサーチ・センター（ＯＡＲＣ）」を創設、活動を開始したと発表した。
　ＯＡＲＣには、ＤＮＳが攻撃を受けるなどした際に、大手ネットワーク事業者が連携して危機に対応する「インシデント・レスポンス・システム（ＩＲＳ）」が含まれる。メンバーとなる業者・団体には、大手通信会社、ネットワーク事業者、大学、研究所などがあり、競合関係にあるものも少なくないが、危機発生に対しては利害を離れた協調合意が前提となる。
　ＯＡＲＣの主要プログラムにはＩＲＳ以外に、ネームサーバー上の異常現象収集や分類、ＤＮＳの性能安定性やセキュリティの長期的分析、実環境でマルチベンダー・ハードやソフトを使った状況をシミュレーション可能な試験ラボ（来年１月開設予定）や一般ユーザーむけの広範な教材発行など４つがある。詳しくはサイトｗｗｗ．ｉｓｃ．ｏｒｇまで。〈ＢＩＺＷ〉（ビジネスワイヤ）
　【編注】この原稿は、米ビジネスワイヤの提供によるものです。英語、日本語の原文をご希望の際は日本ビジネスワイヤ０３（３２６３）４５２２、またはｂｉｚｗｉｒｅ＠ａｄｅｘ—ｊａｐａｎ．ｃｏｍへ。　

[時事通信社]（時事通信）

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