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2003年10月21日(火) 05時44分

「喫煙でがん」に初判決 患者がJT、国に賠償請求共同通信

 長年の喫煙で肺がんなどになったとする元喫煙者と遺族計6人が、危険性を知りながら販売した日本たばこ産業(JT)と監督を怠った国の責任として、両者に計6000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が21日午前10時から、東京地裁(浅香紀久雄裁判長)で言い渡される。
 たばこの健康被害をめぐる訴訟では、慢性気管支炎の患者らがJTを名古屋地裁に訴えたケースがあるが、2000年に最高裁で敗訴が確定。喫煙とがんの因果関係が争われた訴訟は今回が初めて。
 訴えていたのは、33−50年間喫煙し、肺がん、喉頭(こうとう)がん、肺気腫になった男性6人で、うち3人は提訴後死亡した。
 裁判で元喫煙者側は「発がんの危険性や、喫煙の依存性を十分認識しながら消費者に知らせなかったのは違法」と主張。JT側は「たばこはし好品で、喫煙は本人の責任で選択するものだ。発病との因果関係も立証されていない」と反論していた。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031021-00000024-kyodo-soci