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2003年10月21日(火) 03時04分

IP→携帯への通話OK、「固定から」より2—5割安読売新聞

 インターネット技術を使って格安料金を実現する個人向けIP(インターネット・プロトコル)電話を展開しているNTTコミュニケーションズ(NTTコム)やKDDI、日本テレコムなどは、年内をめどにIP電話から携帯電話に電話がかけられるサービスを開始する。

 料金は3分当たり54—60円前後となる見通しで、通常の固定電話から携帯電話にかけた場合より2—5割程度安くなる。IP電話の利便性が高まり、普及にはずみがつきそうだ。

 IP電話発・携帯着のサービスは、今年6月、発信側であるIP電話の事業者が料金設定権を持つとする方針を総務省が決めたことで、実現した。

 これまで固定発・携帯着の料金は、携帯電話会社側が料金設定してきた経緯があり、「携帯会社の思惑で料金が高止まりしている」との批判があった。現在、3分当たりの標準的料金はNTTドコモの携帯電話にかける場合は70円、au(KDDI)は90円、ボーダフォンは120円とばらつきがある。

 これに対して、NTT東日本とNTT西日本が今月29日から、一部地域で始める法人向けIP電話サービスでは、IP発・携帯着の料金は、ドコモにかける場合は3分54円、auやボーダフォンは同60円と格安になる。これに合わせる形で、NTTコムやKDDIなどの個人向けIP電話でも、ほぼ同様の料金水準で、年内にIP発・携帯着のサービスが始まる見通しだ。

 ◆IP電話=インターネット技術を使い、音声を細切れのデータに分けて電送する。距離に関係なく、全国一律料金で通話ができ、IP電話同士なら条件次第で無料通話も可能だ。110番などの緊急通話ができないなどの課題もある。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031021-00000101-yom-bus_all