2003年10月20日(月) 22時42分

５倍濃度の薬を１０倍投与　浜松、医療ミスで男性死亡（共同通信）

　静岡県浜松市の社会福祉法人、聖隷三方原病院（荻野和功院長）は２０日、心筋梗塞（こうそく）の症状で救急搬送されてきた同市内の男性（６６）に、誤って本来投与すべき薬の５倍の濃度で１０倍の量を投与し、男性が死亡したと発表した。
　同病院から届け出を受けた浜松中央署は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、治療に当たった医師や看護師から事情を聴くなどして死亡との因果関係を調べている。
　同病院によると、心筋梗塞による不整脈を抑える薬には、２％濃度の静脈注射用と１０％濃度の点滴用の２種類があり、本来は静脈注射用を投与すべきだったのに、現場の混乱で点滴用を投与してしまったという。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031020-00000237-kyodo-soci