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2003年10月18日(土) 23時50分

大学生らが政策比較サイト 「若者の投票率上がれば」朝日新聞

 政党の政策をわかりやすく伝え、若者の政治への関心を高めたい——。そんな思いから、関東と関西の大学生グループが18日、総選挙に向けた主要6政党の政策を比較、紹介するウェブサイトをインターネット上に開設した。今回の衆院選は「マニフェスト(政権公約)対決」といわれるが、政策を一覧できるサイトは日本ではまだ少なく、気軽に政治参加できるきっかけ作りを目指す。

 慶大4年の伏見俊介さん(22)が、知り合いの大学生らに呼びかけて企画した「政論プロジェクト」。慶大や早大、立命館大、東京理科大など東西の大学生約20人が参加し、自民、民主、公明、共産、社民、保守新の6党への協力依頼や掲載資料作りなどを手分けした。

 「政策などがわかりにくいために、政治に無関心になっている若者は多い。政治は難しいというイメージを与えないよう、少ない文字数で、わかりやすく工夫した」と伏見さん。間に合わなかった部分もあるが、各党の公約をテーマごとに簡潔にまとめ、ひと目で比べられるように並べた。

 テーマは税制、公共事業見直し、景気対策、有事法制など11項目。街頭やインターネットで大学生ら200人余りにアンケートし、関心が高いテーマを中心に選んだ。テーマ別に簡単な解説や用語説明も添え、最も「知りたいけどわからない」とされた年金制度などでは、問題点を詳しく整理している。

 メンバーの早大3年の稲熊美樹さん(22)は「サイトを見て、選んで、投票に行ってほしい。若者の投票率が上がるといいなと思う」。

 選挙後も毎月、各党に時事問題に関する質問などをして見解を載せ、政策比較サイトとして充実させていく計画だ。(10/18 23:50)

http://www.asahi.com/politics/update/1018/006.html