2003年10月17日(金) 00時00分

ノロウイルスが集団食中毒の原因 市貝町立保育所 （東京新聞）

　市貝町立杉山保育所で児童と職員計二十人が食中毒とみられる症状を発症していた問題で、県生活衛生課は、患者の便から、食中毒の原因となる「ノロウイルス」を検出したと発表した。患者に共通した食事は、同保育所が出した給食以外に考えられないことから、給食が原因の集団食中毒と断定した。患者は全員回復しているという。

　同課などは市貝町長に対し、同保育所に併設されている給食施設の消毒などを文書で指示した。

　ノロウイルスによる食中毒は十一月から三月にかけて多く、吐き気などを発症するが、通常は三日程度で回復するという。潜伏期間は一−二日で、今回の患者は七日夜から八日朝にかけて発症していることから、同課は六日の給食が原因とみている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20031017/lcl_____tcg_____003.shtml