2003年10月16日(木) 22時35分

アダルトサイトの架空請求被害急増　注意喚起のポスターを銀行などに掲示　／香川（毎日新聞）

　債権譲渡や実在しないアダルトサイトの使用料などを名目に、はがきやメールなどで支払いを要求する「架空請求」の被害が急増しているのを受け、県と県警は注意を呼び掛けるポスターを作製した。ポスターは県内の銀行、郵便局、ＪＡ各店やＡＴＭコーナー約８００カ所に掲示される。
　県に寄せられた架空請求による相談は、０２年度は３４６件だったが、０３年度は上半期だけで２０６５件に上り、急増している。架空請求は指定口座に振り込みを強要するため、金融機関などで現金を振り込む前に、ポスターを見て、被害を食い止めることが狙い。
　最近では、架空請求の振込指定先の口座を銀行側が閉鎖する対策が取られているため、はがきなどに振込口座を書かずに携帯電話に電話させ、口座番号を教える手口が増えてきている。県や県警では架空請求を受けても、払わず無視する▽決して連絡しない▽個人情報を教えない、などと呼び掛けている。　【大西岳彦】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031016-00000004-mai-l37