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2003年10月16日(木) 22時42分

健保連が病院情報をネットで公開へ 専門医数など検索可朝日新聞

 約1500万人が加入する「健康保険組合連合会」(健保連、東京都港区)は16日、全国2227病院の専門医数や常勤医師数、疾病ごとに採用する治療法などを検索できる病院情報データベースを構築した、と発表した。20日からインターネットで公開する。全国の病院の4分の1をカバーし、無料でだれでも医療情報を一覧、検索できるデータベースは異例。治療や病院選びに役立ててもらい、医療の質をめぐる病院間の競争を促す目的だ。

 全国約9200病院に今春から調査票を配布、回答してもらった。準公的機関がこれだけの規模で患者に役立つ病院の医療情報を公開するのは初めてだ。

 診療科、専門外来、常勤医師数などのほかに、学会認定専門医数や約300分類の疾病ごとにその病院が採用している治療法、検査法、手術方式を集めた。夜間休日に専門医が小児救急を受け入れるか、疾患ごとにセカンドオピニオンを引き受けるかどうか、差額ベッドの数と料金、日帰り手術の実施状況なども情報提供。ほかに、先進的な医療技術を一部保険診療で施せる「高度先進医療制度」が使える病院名、疾病名のデータベースなどともリンクしている。

 1、2年以内に全病院の情報を掲載するよう目指すほか、将来的には手術件数などの治療実績も比較可能な形で提供していきたい、という。健保連の鈴木久雄参与は「医療の質の評価にかかわる調査を一覧できるようにし、病院版ミシュランに育てたい。競争で質を高めるための努力は、健保組合の本来のあるべき仕事」と話す。

 健保連は受診患者らからの苦情も収集し、修正を病院に求めるなどの対応をとる予定だ。

(10/16 22:42)

http://www.asahi.com/national/update/1016/033.html