2003年10月15日(水) 00時00分

ネット利用料など装った架空請求が急増（朝日新聞・）

　　「覚えのないインターネット利用料や借金返済の請求書が郵便やメールで届いた」という、県などへの相談が急増している。こうした架空請求の相談は、今年度上半期に県が受け付けたものだけで昨年度１年間の６倍に達した。被害を水際でくい止めようと、県は１４日、注意を促すポスター１千枚を県内の現金自動預入払出機コーナーに掲示し始めた。

　　「あなたの個人情報は調査済み。入金がないと、非常に肩身の狭い思いをする」「ブラックリストに載って就職、結婚で不利になる」。架空請求は一様に「最終通告」をうたう。請求理由も、出会い系サイトやインターネットのソフト利用料、消費者金融の債権回収などを装い、比較的支払いやすい数万円程度を催促するなど巧妙だ。

　　県のまとめによると、消費生活センターなどに寄せられた相談は、今年度上半期で２０６５件で昨年度１年間の３４６件をはるかに上回った。県警にも１〜６月に３６６件の相談があった。県の県民参画課は「身に覚えのない請求は『払わず無視する』を徹底して欲しい」と呼びかけている。


（10/15）

http://mytown.asahi.com/kagawa/news02.asp?kiji=5854