2003年10月15日(水) 09時08分

RIAAの個人訴訟、2人目の人違い主張（ZDNet）

　全米レコード協会（RIAA）がファイル交換を行っていた個人を相手取って起こした訴訟で被告とされたカリフォルニア州の男性が、人違いを名乗り出た。RIAAに提訴された個人の中で人違いを訴えたのはこれで2人目。

　RIAAの訴訟に批判的な市民団体電子フロンティア財団の支援で人違いを名乗り出たのはロス・プランク氏。RIAAは9月に個人を相手取って261件の訴訟を起こしたが、同氏はこの中で訴えられた1人。

　プランク氏は複数の証拠があると主張。中でも顧客あてに送った膨大な量の電子メールには、RIAAがファイル交換と関連付けて特定したインターネットアドレスを自分のコンピュータが利用していなかったことを示すルーティング情報が含まれているという。また、プランク氏が交換したとRIAAが主張している楽曲は、スペイン語のタイトルが多数含まれており、自分がまず聞かないような音楽だと同氏は言い添えた。

　RIAAが起こした訴訟に関し、人違いで訴えられたと名乗り出たのはプランク氏が2人目。もしこの両方の主張が有効であれば、ほかの被告にとっても法廷でRIAAが集めた証拠の信頼性を問う余地が生じるかもしれない。（ZDNet）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000008-zdn-sci