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2003年10月14日(火) 10時20分

「紛らわしい広告リンク」への懸念再浮上ZDNet

 検索結果として表示されるものが純粋な検索対象か、それとも広告主提供のものかが、いまだに消費者にとって分かりにくい状況にあるとの懸念が持たれている。

 米連邦取引委員会(FTC)は昨年、Yahoo!傘下のAltaVistaやAmerica OnlineなどのWeb事業者に、検索結果に組み込む広告には、それと分かる印を付けるよう通達した。この問題をめぐっては、業界全体では、ある程度の改革が進んでいるが、各社がそれぞれに行っている明確化の度合いには、まだ疑問の余地もあるようだ。

 FTCによると、これまでのところ、検索結果の上や近くに現れる広告に関して、それがスポンサー付きのものであることを伝えようとする試みには満足しているという。だが、検索結果内での露出に料金を支払うやり方として、これよりもっと複雑な「ペイド・インクルージョン」と呼ばれるものに対しては、まだ懸念が残っている。

 ペイド・インクルージョンは、Yahoo!傘下のInktomiなどが、企業から料金をもらいうけて対象のWebサイトを頻繁に巡回する形態を指す。これにより、その企業の最新製品のデータなどが表示される。

 FTCの担当者は、「やならなければならない仕事がまだある。手法が常に進化しているからだ。検索エンジンは非常にダイナミックなものだし、この分野では買収も多い」と語っている。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031014-00000026-zdn-sci