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固定資産税などを滞納していた法人の情報が記された登記簿謄本の写しなどの書類１１点を区役所から盗んだとして、神奈川県警神奈川署は１４日、横浜市神奈川区役所の元納税課職員、富永恭弘容疑者（４０）＝東京都武蔵野市御殿山１丁目＝を窃盗容疑で逮捕した。富永容疑者は否認しているという。区役所は滞納法人の書類の紛失に気付いていたが「職員の誰かが誤って廃棄した」と判断し、問題にしていなかったという。
調べでは、富永容疑者は００年１１月２０日から同２９日にかけて、滞納した法人の不動産情報を記した「区分建物全部事項証明書」などの書類を盗んだ疑い。
区役所から別の地方税法違反事件の告訴を受けて捜査していた同署が富永容疑者の自宅を捜索した際、茶色っぽい封筒に法人の不動産情報を記した書類が入っているのを見つけたという。
富永容疑者は職務命令違反による停職処分を受けたことをきっかけに、昨年１２月に退職した。(10/14 23:47)