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2003年10月14日(火) 14時52分

国産シイタケと偽装 グリーンコープ メーカー、中国産混入西日本新聞

 グリーンコープ生活協同組合福岡・北九州(福岡市、十八店舗)と同ちくご(福岡県久留米市、五店舗)は十三日、両組合の計八店舗で「国産」と表示して販売していた干しシイタケ三商品に中国産シイタケが混入していたと発表した。両組合は日本農林規格(JAS)法に基づき、三商品を製造した福岡県内のメーカーを同日までに農林水産省に届け出た。

 両組合によると、混入が判明したのは同メーカーが今年三—九月に製造したパック詰め商品「乾椎茸 特売880」「乾椎茸 特売498」「乾椎茸 松印」。製造過程で中国産シイタケをいずれも約三割、混入させていた。八店舗は十月初めまで同メーカーから納品を受け、店頭で組合員延べ二千七百二十人に計四千七百十七点(総額二百五十三万円相当)を販売した。

 関東の別の生協グループで国産シイタケに中国産が混入されていたことが発覚したのを受け、生協組合連合会「グリーンコープ連合」が今月初め、系列店で販売している全シイタケ商品について調査、今回の混入が判明した。

 同メーカーは「原料の国産シイタケが二倍に高騰したため納品価格を調整しようとした」と釈明しているという。

 八店舗は組合員のみ利用可能で、両組合は購入者全員に代金を返金する方針。同メーカーが今回の三商品をグリーンコープ以外の小売店などに卸しているかどうかは不明という。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031014-00000077-nnp-kyu