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2003年10月10日(金) 00時06分

コンドーム業界に黒船、オカモト対抗 市場は年々しぼむ朝日新聞

 コンドームのシェア争いが激化しそうだ。世界一のシェアを持つ英国メーカーが今秋、日本市場に参入。積極的PRで若者の取り込みを狙うのに対し、国内最大手のオカモトは「世界最高水準」の新製品を投入し、譲らない構え。コンドーム市場は年々縮小しており、「黒船来航」が起爆剤になるという期待の声もある。

 外資として初めて本格参入するのは、エスエスエル・ヘルスケア・ジャパン(本社・東京)。140カ国以上で売られ、世界で25%のシェア(同社調べ)を持つブランド「デュレックス」を9月から全国発売した。

 アジアの大半の国で高いシェアを取っていることもあり、先進国で最もコンドームの使用率が高い日本市場も切り崩せると判断した。

 国内メーカーが控え気味だったテレビCMを10月中旬から放映。コミカルなキャラクターを前面に出し、「若者をターゲットに明るく楽しく、性感染症予防を訴えたい」という。

 一方、国内シェアの6割近くを握るオカモトは9日、厚さ0.03ミリという新製品を発表。「世界最高の薄さとしなやかさを実現した」と技術力で対抗する構えだ。

 コンドームの01年の国内出荷数は4億5千万個で、10年前に比べて25%以上減った。10代の若者を中心にコンドームを使わない人が増えており、性感染症の急増も問題になっている。(10/09 23:18)

http://www.asahi.com/business/update/1009/121.html