2003年10月10日(金) 12時12分

宅配便爆発で男に求刑１０月　注意払えば防げた（共同通信）

　静岡県裾野市のヤマト運輸新静岡主管支店で宅配荷物が爆発した事件で、不発弾を発送して同支店で爆発させ、アルバイト男性にけがをさせたとして、重過失傷害の罪に問われた自動車板金工小谷典久被告（３２）の初公判が１０日、静岡地裁沼津支部（新阜真由美裁判官）で開かれ、小谷被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
　検察側は懲役１０月を求刑、即日結審した。判決は１０月３１日に言い渡される。
　検察側は論告で「わずかな注意を払えば爆発の危険のある不発弾を認識でき、今回の事件は発生しなかった。社会や住民に不安を与えた被告の過失は極めて重大」と指摘。弁護側は「被告は責任の重さを十分に感じ反省しており、被害者とも示談が成立している」として、執行猶予を求めた。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031010-00000094-kyodo-soci