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2003年10月10日(金) 08時37分

[セキュリティ]シマンテック、03年9月のウイルス被害&不正アクセスランキング発表BCN

 シマンテック(杉山隆弘社長)は10月9日、2003年9月の月間ウイルス被害ランキングおよび月間不正アクセスランキングを発表した。ウイルス被害ランキングは、「Symantec Security Response」に寄せられたウイルス被害を基にまとめたもの。また、不正アクセスランキングは、同社「DeepSight Threat Management System」で検知した不正アクセスを基にまとめたもの。

 国内の月間ウイルス被害ランキング上位5位は以下の通り。

 1位 「W32.Bugbear(バグベア)」 233件 [前月順位]2位 [種類]ワーム/ウイルス
 2位 「HTML.Redlof.A(レッドロフ)」 182件 [前月順位]4位 [種類]ウイルス
 3位 「W32.Klez(クレズ)」 181件 [前月順位]3位 [種類]ワーム
 4位 「Trojan Horse(トロージャン・ホース)」 121件 [前月順位]8位 [種類]トロイの木馬
 5位 「W32.Swen.A@mm(スウェン)」 117件 [前月順位]初登場 [種類]ワーム

 8月に1位となった「Blaster(ブラスター)」と9位だった「Welchia(ウェルチア)」はともに順位を下げており、9月に大きな被害は出なかった。

 これについて、同社Symantec Security Response 星澤裕二氏は、「まだ完全に駆逐されたわけではなく、例えば、2年前に見つかったCodeRedやNimdaがいまだにランキングに入っているのを見ても、Blasterも完全になくすことはできないだろう。大きな影響がないとはいえ、これらのウイルスに対して今後も注意を払い続け、駆除する努力が必要」と指摘している。

 9月には危険度3の「Swen(スウェン)」が見つかった。「Swen」はよくあるメール感染タイプのウイルスのひとつで、マイクロソフトの修正プログラムの案内を装ったメールを送りつけてくるのが特徴。

 星澤氏は、「このところ、セキュリティホールを突いたものが出たあと、このタイプのウイルスが出てくる傾向が強く、Swen以外にも同様のタイプがいくつか見つかっている。修正プログラムといわれると、誰しも気になってついメールを開いてしまいがちで、このような人間の心理の弱いところを悪用したウイルスに対する注意を、とくに一般の人々に対してどう徹底するかが、今後の一番の課題」としている。

 9月中に、シマンテックでは237種の新種ウイルスを発見し、これに対応した。現在、通算6万5200種のウイルス定義ファイルを提供している。

 世界の月間不正アクセスランキング上位5位は以下の通り。

 1位「Microsoft Index Server/Indexing Services ISAPI Buffer Overflow Attack」[センサー数] 277
 2位「Generic HTTP 'cmd.exe' Request Attack」[センサー数] 238
 3位「Generic WebDAV/Source Disclosure "Translate:f" HTTP Header Request Attacks」[センサー数] 211
 4位「Generic HTTP Directory Traversal Attack」[センサー数] 184
 5位「Microsoft IIS 4.0/5.0 Extended UNICODE Directory Traversal Attack」[センサー数] 177

シマンテック

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