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2003年10月10日(金) 11時30分

カメラ付き携帯電話の今後WIRED

田中弦の「ワイヤレス・ビジネス・サーベイ」

第1回 カメラ付き携帯電話の今後

「写真とるよ〜」、「ハイ・チーズ」、「シャッター音」・・・その手に握られるのはフィルム・カメラでもデジタルカメラでもなく、携帯電話。こんな光景がそこかしこで見られるようになった。日本の携帯電話に占めるカメラ付き携帯電話のシェアは、2002年6月末には全体の9%程度にとどまっていたが、2003年7月末には49%、3,831万台に達し、急成長を遂げている。携帯電話キャリア別のカメラ付き携帯電話のシェアは、2000年11月にシャープ「J-SH04」を投入しカメラ付き携帯電話を他社に先駆けて開始したJ-PHONEでは累積契約台数の70%(2003年6月末)、2002年5月に「ishot」サービスを開始したNTTDoCoMoでは契約台数の39.2%(2003年7月末)、auのムービーメール対応機は36%(2003年6月末)となっており、どのキャリアにおいても契約台数の3割を超えるまでに成長してきている。

また、2003年5月には、J-PHONE より「J-SH53」、NTTDoCoMoより「505i」シリーズ、auからは「A5401CA」と、相次いで 100万画素を越えるスペックを持つデジタルカメラが搭載された携帯電話が発売された。2003年5月以前のカメラ付き携帯電話は、30万画素〜60万画素程度であり、あくまでも携帯電話の一付属機能にすぎなかった。しかしながら、2003年5月以降、既存のデジタルカメラと同等のスペックを擁した携帯電話が市場に投入された。中でもソニー・エリクソンから発売された「SO505i」の形状は、まるで「電話機能付きデジタルカメラ」のような形状をしており、デジタルカメラと携帯電話が融合しつつあることを示しているようにも思える。

携帯電話の機能拡張のスピードは目をみはるものがある。このまま携帯電話付属のデジタルカメラが進化を続けるとすると、既存のデジタルカメラ市場を侵食していくように感じる読者の方も多いではないだろうか。本稿ではカメラ付き携帯電話がデジタルカメラ市場に与える影響について考察していく。

(つづきはこちら) http://www.hotwired.co.jp/wirelesswave/column/tanaka/031007/02.html
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(WIRED)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031010-00000991-wir-sci