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2003年10月09日(木) 12時35分

今後も増える「検索ハイジャック」ZDNet

 Web検索トラフィック確保のために、ハッカーと大手インターネット企業の両方が極端な手法を使い始めている。このことから消費者間に混乱が生じ、検索サービス各社は新たな課題に頭を悩ませている。

 例えば、目下物議を醸しているVeriSignの「Site Finder」。これは未登録ドメインへアクセスしようとしたユーザーをVeriSignの検索ページへと誘導するものだ。また先週発見されたトロイの木馬「QHosts」は、ブラウザのDNS設定を変更してGoogle.comなどのサイトを訪れたユーザーを、別の広告付き検索サイトへ誘導するというものだった。

 Google共同創業者のサーゲイ・ブリン氏によると、先週同社にはGoogleのサイトにつながらないと訴えるユーザーからの苦情が殺到した。ブリン氏は検索トラフィックの価値を考えると、この手の「検索ハイジャック」は今後も増えるだろうと話している。

 検索サイトからのトラフィックを奪おうとする試みの背景には、新たな検索広告戦略の成功がある。この戦略はGoogle、Yahoo!、Microsoftなどの企業に数十億ドル規模の収益をもたらしており、このことからインターネット企業やハッカーは、その利益の一部を自分たちのものにしようと狙っている。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031009-00000020-zdn-sci