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2003年10月09日(木) 15時27分

腹腔鏡手術で死亡、昭和大藤が丘病院長「ミスでない」読売新聞

 昭和大藤が丘病院(横浜市青葉区)で昨年10月、腹腔(ふっくう)鏡を使った副腎の腫瘍(しゅよう)摘出手術を受けた後に死亡した女性の遺族が医療ミスを主張している問題で、同病院の鈴木晟時(せいじ)院長らが9日会見し、「現段階で、医療ミスとは考えていない」との認識を改めて示した。

 会見で、鈴木院長らは、死亡した川崎市の中沢操さん(当時29歳)の死因について、手術後に併発した急性すい炎が、くも膜下出血などを引き起こしたとし、医療ミスではないと説明した。

 患部の縫合が十分でなかったことによる出血死が死因とする警察の司法解剖結果と食い違うことには、「司法解剖の結果報告を聞いていないが、見解が異なる」と反論。遺族が「医師から『手術中に動脈をとめていたクリップが外れ、出血した』と説明を受けた」と主張していることについても、「ビデオで確認する限り、止血措置をしており、死因に関連するミスではない」とした。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031009-00000404-yom-soci