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携帯電話の今年度上半期（４〜９月）の実績によると、新規契約数から解約数を引いた純増数で、ＫＤＤＩの「ａｕ」が１２１万件でトップとなり、ＮＴＴドコモの１１８万件を抑えた。電気通信事業者協会が７日発表した統計で、半期ベースの純増数でａｕが首位を占めたのは初めて。ボーダフォン（旧Ｊ—フォン）は６２万件だった。
上半期の純増数は合計で、前年度同期比１％減の２９３万件。ツーカーだけが純減だった。
ａｕは昨年１２月、歌声入りの音楽を着信音にできるサービス「着うた」を始め、他社との差別化に成功。データ通信料金を割安にするサービス「パケット割」もデータ通信を頻繁に使う利用者を引きつけた。
ドコモは、１００万画素以上の高性能カメラ内蔵の機種を増やすなど、機能面の充実ぶりを押し出したが、ａｕの純増数に及ばなかった。
ボーダフォンは昨年１２月に始めた第３世代携帯電話の端末開発や通話可能区域の拡充を優先した。このため、現段階では主力の第２世代で話題となる製品やサービスが少なかった。
(10/07 20:55)