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2003年10月06日(月) 08時43分

[セキュリティ]トレンドマイクロ、2003年9月のウイルス感染被害ランキングを発表BCN

 トレンドマイクロ <4704> (スティーブ・チャン社長)は10月3日、2003年9月度のコンピュータウイルス感染被害ランキングを発表した。このランキングは、日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられた問い合わせを基に順位付けを行ったもの。上位5位は以下の通り。

 1位 「WORM_NACHI.A」810件 [種類]ワーム型 [前月被害/順位]初登場
 2位 「WORM_MSBLAST」310件 [種類]ワーム型 [前月被害/順位]2413件/1位
 3位 「WORM_KLEZ」169件 [種類]ワーム型 [前月被害/順位]197件/3位
 4位 「VBS_REDLOF」144件 [種類]VB Script型 [前月被害/順位]187件/4位
 5位 「WORM_SWEN.A」124件 [種類]ワーム型 [前月被害/順位]初登場

 9月の全体的なウイルス感染被害報告数は3511件となり、先月(5266件)に比べ減少した。「WORM_NACHI.A」(WORM_MSBLAST.Dから名称変更)が1位、その他の「WORM_MSBLAST」をあわせたウイルスが2位と、「WORM_MSBLAST」関連の感染報告件数は引き続き多いが、沈静化の方向にある。

 また、「最近は直接のウイルス被害ではない問い合わせが非常に増加している。マスメーリングワームの活動として送信者詐称が一般化しているなかで、ワームメールがスパム化するケースが多くなっているのがその要因。ワームが送信した大量のメールが、宛先不明などのエラーで送信者に設定されたアドレスに戻ってしまい、悪質なスパムとなるケースが多く見られる」と指摘している。

 とくに6位の「WORM_SOBIG」で、ワームのスパムメール化についての問い合わせが多くなっている。同レポートは、感染報告数を集計したものだが、その数倍、スパムメール化に関する相談があるという。

 同社では、「こうしたスパムメールを防ぐにはメールのコンテンツフィルタリング機能を活用することをすすめる」としている。

トレンドマイクロ

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