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プロ野球日本シリーズの阪神—ダイエー戦をめぐり、福岡ドーム分（４試合）チケットの電話予約開始の直後の５日夜から、インターネットのオークションサイトで、チケットを購入する際に必要となる「予約番号」が大量に売り出された。チケットは２時間半で完売。オークション主催会社側は「転売目的で大量に予約を取った人が、売りに出している可能性もある」とみている。
電話予約は、５日午後８時から受け付けを始めた。福岡ドームで開かれる第１、２戦と第６、７戦を対象に、１回の電話で４枚の予約ができ、予約番号を教えられる仕組みだった。ＮＴＴによると、直後に申し込み電話が５７万コールとピークに達し、一時、福岡、佐賀県などで電話が不通になるほど集中した。
一方、オークションサイト最大手のヤフーでは、受け付け開始直後から予約番号が相次いで売りに出された。「日本シリーズ１０月１８日Ｓ席４枚予約番号」などと出品され、１人で２０件以上販売した人も。Ｓ席（８０００円）４枚に１２万円の値が付いたものもあった。
予約番号を得た人は、コンビニエンスストアの端末機器で番号を打ち込み、その際にチケット代を支払って購入する。ヤフー広報によると、ネットオークションでは過去にも、サッカーＷ杯やプロ野球のチケットが大量に売られて問題となったが、実際のチケットではない「予約番号」だけがこれほど大量に売りに出されたことは、例がない。ダフ屋行為や詐欺などの違法売買にあたるかどうかを警察に問い合わせると共に、サイト上で注意をうながすという。(10/06 11:02)