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2003年10月06日(月) 12時04分

茨城で肉用牛にBSE感染の疑い、初の2歳未満読売新聞

 茨城県の食肉処理場に持ち込まれた肉用牛1頭(1歳11か月、ホルスタイン種)が、厚生労働省のBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)の確認検査で陽性か陰性か判断のつきにくい結果が出たとして、同省は6日午前、専門家会議(座長=品川森一・動物衛生研究所プリオン病研究センター長)を開き、感染の有無を判定すると発表した。

 専門家会議は6日夕に招集され、同日中にも判定が出る見通し。

 同省などによると、この牛は、栃木県や福島県で飼育された後、9月29日に茨城県の食肉処理場に出荷された。出生地は確認中。感染が確認されれれば、国内で8頭目のBSE感染牛となる。

 同県のBSEのスクリーニング検査(エライザ法)で、基準値を若干上回る程度の陽性反応が出たため、国立感染症研究所(東京)で、精度の高いウエスタンブロット法、免疫組織化学検査の2種類の確認検査が行われていた。

 しかし、同研究所の確認検査でも、陽性か陰性かはっきりしない微妙な検査結果が出たため、同省は専門家会議で判定することにした。

 BSEの確認検査をめぐっては、今年2月に神奈川県のスクリーニング検査で陽性となったメスの黒毛和種が、確認検査で感染の有無が判断できず、「判定保留」とされたうえで焼却処分されたことがある。

 同省によると、2歳未満の牛のBSE感染が確認された例は世界でもないという。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000103-yom-soci