2003年10月04日(土) 14時56分

全国ＣＡＴＶ、初の黒字　高速ネット接続拡大で（共同通信）

　全国１９０のケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）会社の利益の合計が、経常利益、純利益とも黒字になったことが、日本政策投資銀行がまとめた「２００２年度版ケーブルテレビ事業の現状」で４日、分かった。両利益の黒字転換は、同行が調査データを持つ１９９９年度以降では、初めて。
　ブロードバンド（高速大容量）通信の普及でＣＡＴＶ回線利用の高速インターネット接続サービスの加入が伸び、通信事業収入が増えたのが寄与した。
　調査によると、０２年度の１９０社合計の経常利益は１３６億円、純利益は２８億円。前年度の経常損失４１億円、純損失１００億円と比べ大幅に改善した。売上高に当たる営業収入が前年度比１８・５％増の３４０１億円で、うち通信事業の割合は約２割に達し収益の柱の一つとなった。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031004-00000075-kyodo-bus_all