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2003年10月04日(土) 00時00分

ビデオDVD業界好調…借りるから買う時代へZAKZAK


「MATRIX RELOADED」 前年比で売り上げを減らす業界が多いなか、年率2ケタ以上の成長をみせているビデオソフト業界。VHSテープを借りる時代から手ごろ価格のDVDを買うのが当たり前に。加えて、人気映画のビデオ化スピードアップで、公開後4カ月程度という例も登場。勢いはさらに加速しそうだ。

 ビデオ販売の業界団体、日本映像ソフト協会が発表した今年上半期(1−6月)のビデオソフトの総売上高は過去最高の1595億円(前年比13.1%増)。そのうち、DVDは売上高で70%、数量では78%を占める。現在、ビデオソフトがレンタルに回るのは総販売額の3分の1程度で、今やビデオはセルDVDを買うのが主流だ。

 こうした流れに拍車をかけているのが、ヒット映画のビデオ化までの期間短縮で、「劇場公開作の評判が残るうちに売り出し、販売促進につながっている」(大手ビデオ販売会社)。

 実際、今年6−7月に公開された夏の大作のうち、「マトリックス・リローデッド」、「チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル」「ハルク」の3本が秋にビデオ化される(別表)。

 「マトリックス−」の場合、劇場での興行収入も120億円を見込むメガヒットとなったが、シリーズ3作目の「マトリックス・レボリューションズ」が11月5日に劇場公開されることもあり、「ビデオでおさらいをしてもらい、そして映画館にも足を運んでもらう相乗効果を狙う。マトリックスのパート1は100万枚売れたが、リローデッドは200万枚を目指したい」(発売元のワーナー・ホーム・ビデオ)と鼻息も荒い。

 ただ、ビデオ化では「劇場公開から半年おくのが基本。ビデオ販売の宣伝が早すぎて、興行の足を引っ張ってもいけないし、間があきすぎて認知度が落ちるのも不利。映画興行サイドとの連携作業が今後の課題です」と業界関係者。

 映画鑑賞、あなたは劇場派? 自宅派?

ZAKZAK 2003/10/04

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_10/1t2003100422.html