2003年10月03日(金) 20時37分

ＩＰ電話企業向けサービス認可、総務省がＮＴＴ東西に（読売新聞）

　総務省は３日、ＮＴＴ東日本とＮＴＴ西日本に対して、インターネット技術を使って通話料を安く抑えるＩＰ（インターネット・プロトコル）電話の企業向けサービスを認可した。ＮＴＴ東西がＩＰ電話サービスに本格的に取り組むことになる。

　新電電などは、ＮＴＴの事業拡大に反対していたが、総務省は公正競争の確保などを条件にしてＮＴＴの業務開始を認めた。ＮＴＴ東西は、１０月下旬をメドに企業向けＩＰ電話サービスを開始する方針だ。

　また、総務省は、ＮＴＴ東西に対して、固定電話から「０５０」の専用番号で始まるＩＰ電話にかける際の料金設定をすることも認めた。

　ＩＰ電話はこれまで、発信はできても着信ができない欠点があったが、これにより、着信できる仕組みが整い、ＩＰ電話の普及に拍車がかかりそうだ。具体的には、１０月下旬に着信ができるようになり、固定発ＩＰ着の料金は全国一律３分１０—１２円前後になる見通しだ。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000511-yom-bus_all