2003年10月03日(金) 20時40分

ヤミ金融対策強化　貸金業者への立ち入り検査を昨年度の２倍に　太田房江知事／大阪（毎日新聞）

　太田房江知事は２日の府議会本会議で、ヤミ金融対策強化のため、登録貸金業者への立ち入り検査を昨年度の２倍のペースで実施することを明らかにした。また、他府県の登録業者については、府の監督権限が及ばないため、国に対して営業エリア規制の実施を要望する意向を示した。民主党・無所属ネットの松田英世議員の代表質問に答えた。
　府はこの議会に、検査要員を６人増強するための補正予算案を提案している。昨年度の立ち入り検査は、登録業者の約３割にあたる６８６件で実施した。今後は年間１４００件に増やし、２年以内に１回は検査するペースにする考えだ。
地方税の収納コンビニ検討
　また、公明の野田昌洋議員は代表質問で、地方自治法施行令改正で可能になったコンビニエンスストアなどでの地方税収納について、「府民の利便性、納税の効率性の観点から導入すべきだ」と質問。三輪和夫総務部長は「債権の保全策や手数料の問題などの課題の整理を行い、具体化に向けて検討したい」と述べ、前向きの姿勢を示した。　【堀雅充】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000001-mai-l27