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東京ドーム（東京都文京区）で９月２０、２１日にあったプロ野球巨人—阪神戦の入場券を転売目的で買い占めたとして警視庁は３日、阪神私設応援団「関西連合東京一家」のメンバーで会社員長谷川一孝容疑者（２６）＝東京都中野区弥生町５丁目＝と路上生活者の男ら計８人を都迷惑防止条例違反（ダフ屋行為）の疑いで逮捕したと発表した。
生活安全特別捜査隊の調べでは、長谷川容疑者らは８月９日、東京ドームのチケット前売所で、指定席券１３８枚（６４万７８００円）を転売目的で買った疑い。新宿中央公園で暮らす自称中村辰夫容疑者（６２）に頼んで、日当１５００円で約７０人の路上生活者を集めて早朝から並ばせ、指定席券購入に必要な予備抽選券や整理券を入手していたという。
購入した券のうち９４枚はインターネットのオークションにかけ８６枚が落札された。残りの券も別の方法で売ったとみられ、長谷川容疑者は「金を稼ぐ目的で買った。約１０万円の利益があった」と話しているという。
試合は阪神が９月１５日にリーグ優勝した後だったが両日とも満員で、指定席は事前にすべて売り切れていた。(10/03 13:30)