2003年10月03日(金) 09時09分

［提携］NTT-Xと米グーグルが提携、検索機能の提供など協業体制を確立（ＢＣＮ）

　NTTエックス（NTT-X、中嶋孝夫社長）と米グーグル（カリフォルニア州、エリック・E・シュミッドCEO）は10月2日、両社の展開している検索サイト事業において技術およびマーケティングの両面において提携したと発表した。

　今回の提携により、NTT-Xは、グーグルが運営する検索サイト「google（グーグル）」のウェブデータベースを含む検索機能の供給を受ける。一方、グーグルは、同社の検索キーワード連動型広告サービス「AdWords（アドワーズ）」を、NTT-Xが運営する検索サイト「goo（グー）」で展開していく。また、米グーグルがNTT研究所の日本語処理に関する技術提供を受けることも検討しており、今後も検索事業において包括的な協業体制を築いていく。

　NTT-Xでは12月1日から、グーグルの検索機能を「goo」に加えるとともに、独自開発した日本語処理技術を新たに組み込んだ形で「goo」を運営していく。

　NTT-Xが独自開発した日本語処理技術とは、日本語特有の表記の微妙な違いや、通称・略称でも正規のキーワードとみなし、公式ホームページなどを検索結果に表示できるもの。

　たとえば、「ルイヴィトン」というキーワードで検索した場合、「ルイビトン」と入力すると通常は公式ホームページなどは検索にヒットしないが、NTT-Xの技術を使えば、どちらのキーワードでもヒットするようになるという。このほか同社では例として、「祇園祭り」と「祇園祭」、「ドラえもん」と「ドラエモン」、「国土交通省と国交省」などをあげている。

NTT-X
「goo」
「google」

［製品・企業特集、イベント・セミナー・人事情報、調査データ集などWebBCNに掲載。過去記事検索も可能です］
http://www.computernews.com/
［ニュースメールのお申込はこちら］
https://www.computernews.com/newsmail/NonNewsmail_sub.htm

[BCN]（ＢＣＮ）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000016-bcn-sci