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2003年10月03日(金) 00時00分

債権回収装う悪質手口 亀山市で「不正請求」急増 東京新聞

 クレジットの未払い金や公共料金の延滞金などの債権回収を装う手紙やはがきを送りつけ、現金をだまし取ろうとする悪質な不正請求が亀山市で急増。亀山署などは「身に覚えがない請求には安易に応じないで」と注意を呼び掛けている。

 不正請求は、無差別に文書を送りつけ、入金させる「カラ貸し」という手口の詐欺で、全国で被害がある。

 金を払えば取り戻すのは難しい上に、身に覚えのない請求が繰り返されたり、新たな業者から不正請求が届く場合もあるという。

 亀山市内では高齢者を中心に六月から届き始めたが、先週から急増。これまで同署に約七十件の届け出があった。

 差出人は、東京都中央区日本橋の会社。携帯電話番号が添えられている。文面では「債権の委託、譲渡を受け回収を行う最終段階の業者」と装い、未納・延滞金額や利息、返済期限を明記。「支払いや連絡なき場合、訴訟、強制回収を取る」との脅しの文言で、速やかな電話連絡を求めている。

 亀山署は「身に覚えがない請求は無視して。電話すると、逆に個人情報を与えてしまう」とする。

 相談や問い合わせは同署生活安全課=電0595(82)0110=へ。

  (浅野 宮宏)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20031003/lcl_____mie_____003.shtml