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警視庁は２日、東京都品川区小山２丁目、貸金業経営山田慎吾容疑者（２２）を出資法違反（高金利）の疑いで逮捕した。大手電機メーカー「富士通」に似せた「富士通ファイナンス」という店名を付けており、商標法違反（商標権侵害）の疑いで追送検する方針。
金融犯罪対策室などの調べでは、山田容疑者は５月から７月にかけて、福岡県宗像市の無職男性（３５）ら６人に、法定の２９９倍から７５４２倍の金利で計６万８０００円を貸し付け、計６６万７０００円の利息を取った疑い。
「富士通」をまねたロゴを記したダイレクトメールを全国の多重債務者に送っていた。「大手企業をまねると客の食いつきがよかった」と供述しているという。
富士通は、社名の「富士通」と「ＦＵＪＩＴＳＵ」を９７年に商標登録し、金融サービス業務も営んでいる。広報ＩＲ室は「勝手に商標を使われてブランドイメージが下がった。厳重な処分を望んでいる」と話している。
(10/02 17:57)