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欧州連合（ＥＵ）欧州委員会は１日、ダイセル化学工業（大阪府堺市）、日本合成化学工業、上野製薬（ともに大阪市）とドイツのヘキスト（現アベンティス）の化学メーカー４社が、食品保存などに使われる化学製品で価格カルテルを結び、ＥＵの競争法に違反していたとして１億３８４０万ユーロ（約１８０億円）の罰金支払いを命じた。
それによると４社は、７９年から９６年までの間、ＥＵ域内で流通する食品保存料の量や価格を協議し、不当に価格をつり上げていた疑いが持たれている。他にチッソも参加していたが、９８年にカルテルの存在を欧州委に通報、罰金命令を逃れた。
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日本合成化学工業によると、同社への罰金は１０５０万ユーロ（約１３億６０００万円）。同社は「厳粛に受け止める。今後については決定の経緯を聞き、弁護士と対応を相談したい」としているが、価格談合行為自体の有無については、コメントを避けている。
(10/01 23:25)