2003年10月02日(木) 00時00分

結核感染の西間木病院 地元住民に説明会 取手 （東京新聞）

　入院患者や職員が結核に感染し患者四人が死亡した取手市戸頭一の西間木病院（西間木秀雄院長）が一日、地域住民に対する説明会を開いた。

　結核感染表面化後、通院患者などから問い合わせが殺到するなど、広がる地域住民の不安感を払しょくするためで、同日午後二時と同六時からの二回行われた。一回目の説明会には約八十人が参加。病院側が経過や今後の対応など報告。一時間の予定時間を大幅に超えた質疑応答では、「健康診断したが、胸の検査が必要か」などの質問に、病院側は「心配なら来院してほしい」などと答えた。

　参加した無職女性（７２）は「通院しているので心配だった。話を聞き安心した」とほっとした様子。無職男性（７０）は「病院も住民も過剰反応。マスコミがけん伝するので騒ぎが大きくなった」と話していた。

　西間木院長の話　住民の不安が解消されることはもちろんだが、感染問題が全国的に伝わったのを機に、結核に対する認識が深まることを期待している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20031002/lcl_____ibg_____003.shtml