悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年10月02日(木) 00時00分

犯罪防止へカメラが監視 宇都宮駅東にスーパー防犯灯 19基の運用開始 地元住民が自警団結成 東京新聞

 ひったくりや車上狙いなどが多発しているJR宇都宮駅東地区に街頭緊急通報システム(スーパー防犯灯)十九基が設置され、一日、運用が開始された。同地区のさざなみ公園では開始式が行われ、福田昭夫知事、警察関係、地元住民など約八十人が出席した。緊急の通報や犯罪抑止への効果が期待されるだけでなく、防犯灯の設置とともに自警団が結成されるなど、地元住民たちの防犯意識も高まっている。 (近藤 正規)

 開始式では、防犯灯のシステムが説明された後、ひったくり事件を想定した訓練が行われた。路上を歩いていた女性が自転車の男にバッグをひったくられたという想定で、スーパー防犯灯を利用して警察本部と連絡、目撃情報などから逃走した男が見事逮捕された。

 スーパー防犯灯はボタンを押すと赤色灯が点灯しブザーが鳴り、担当の警官とカメラを通して話ができる。警官は利用者を真正面と上から、さらに近くの防犯灯のカメラからも見られる。近くのカメラは犯人が逃走した際の捕そくに役立つ。

 式に参加した今泉地区連合自治会の今井源一会長(71)は、防犯灯設置を歓迎しつつも「カメラのない地域が心配。やはり自分たちの町は、自分たちで守らないと」と、防犯灯だけに頼らないで、住民一人ひとりが防犯意識を高める必要があると強調。近く、自警団を結成して夜間パトロールに当たるという。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20031002/lcl_____tcg_____000.shtml