2003年10月02日(木) 00時00分

携帯電話にメール３００万通送信　 プロバイダー業務妨害容疑で男逮捕　 （東京新聞）

　不特定多数の携帯電話に無差別の電子メールを送信し、豊島区の大手プロバイダーの業務を妨害したとして、巣鴨署は一日、偽計業務妨害の疑いで韓国籍で山口県下関市垢田町一、職業不詳趙義明容疑者（４５）を逮捕した。趙容疑者は調べに対し「大量に電子メールを送り、プロバイダーに迷惑をかけたことは間違いない」と容疑を認めている。

　調べでは、趙容疑者は自分が運営する携帯電話の出会い系サイトとパチスロ攻略サイトを宣伝するメールを今年三月四日から十一日までの間に約三百万通送信。このうち送信先不明などで約二十万通のメールが送信不能になり、プロバイダーのメールサーバーに蓄積され、ほかの電子メール送受信のサービスを妨害した疑い。

　この被害で送信メールが相手に届くのに五日間かかったプロバイダーの会員がいたという。

　趙容疑者はこの期間で、プロバイダーから四回強制退会されたが、そのたびに偽名を使い、メールを送り続けていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20031002/lcl_____tko_____001.shtml