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2003年09月29日(月) 00時00分

JR中央線運休22時間朝日新聞・

 JR中央線の高架化工事は、信号トラブルで工事終了が予定より7時間余り遅れた。工事が始まった27日午後から運転再開までの約22時間を追った。

 27日午後4時すぎ、新宿駅 振り替え乗車票の発行始まる。

 午後4時14分 武蔵小金井—国分寺間で上り線を封鎖。切り替え作業が始まる。

 午後6時、国分寺駅 バス代行輸送始まる。駅前通りは渋滞。

 午後8時半、立川駅 中央線駅上りホームの「奥多摩そば」に乗客が次々と入る。小金井市の自宅に帰るという公務員男性(42)は「電車がなかなか来ない。いい香りに我慢できなくなって」。店は「ふだんよりも繁盛」とほくほく顔。

 午後9時50分ごろ、東京駅 最終の国分寺行き電車に三鷹で乗り継ぐ東京発最終電車が出発。

 28日午前3時25分 武蔵小金井駅構内などのポイント5台が試験中、正常に作動せず。

 午前6時11分、三鷹駅 運転再開予定の下り電車が出発せず。

 午前7時、三鷹市内のタクシー営業所 運転手も電車で出勤するため、遅刻する人が続出。「こんな日は、たくさん車を出したいのに残念」

 午前7時すぎ JR東日本が「工事終了が遅れている」と発表。

 午前8時32分、国分寺駅 上り試運転電車が出発。7分後、別のポイントの故障で止まる。

 午前9時過ぎ、国分寺駅 改札付近の電光掲示板は消えたまま。「何時になったら動くんだ」「もう工事は終わってたはずじゃないのか」。乗客が駅員に詰め寄る。

 午前9時半、武蔵小金井駅 構内のポイント試験を開始。

 午前9時40分、国分寺駅 三鷹市の自営業の男性(52)。「おいの結婚式だってのに、間に合わない。どうして早く知らせてくれないのか」

 午前10時39分 工事の配線ミスが判明。

 午前10時47分、立川駅 「南武線尻手—川崎間で人身事故発生」の構内アナウンス。分倍河原での京王線乗り換えに支障は出なかったものの、慌てる乗客も。

 午前11時 すべてのポイントの正常作動を確認。

 午前11時45分、三鷹駅 世田谷から来た会社経営の男性(46)。「おろおろして困ってるおばあちゃんがいるのに、JR社員は知らん顔。最初から混乱は分かっているはずなのに相変わらずお役所仕事だ」

 午後0時15分ごろ、三鷹駅 40代男性がJR社員に抗議。「ちゃんと案内しろ。ぼーっとつっ立っているだけじゃないか。携帯のメールやっているやつもいたぞ」

 午後0時半ごろ、小金井市にあるJRの対策本部 工事関係者は「代行バスは運転手も夜通し勤務で、あれ以上引っ張れなかった。まさかここまで遅れるとは予想しなかった」。

 午後0時45分、立川駅 小平市内の男性(74)は、7時53分発の特急で立山・黒部へ向かう予定だった。「新宿経由で来る友人と列車内で待ち合わせするはずが連絡が取れなくて……。動くに動けない」。リュックを抱えたまま5時間近く待ちぼうけ。

 午後0時50分、立川駅 構内放送で「東京行きが発車しますのでお急ぎください」。数十人の乗客が4番線に走るが、ホームの駅員は拡声機で「まだめどは立っていません」。

 午後1時12分 三鷹駅から下り線運転開始(JR発表)。

 午後1時半、三鷹駅 乗客から繰り返し詰問される駅員。「『うそつき』って言われました」

 午後1時50分ごろ、三鷹駅 下り線のキオスク店員。「何にも売れないよ、今日は。工事は前々からわかってるのに、なんでこんな不手際になっちゃったのかね」(9/29)

http://mytown.asahi.com/tama/news02.asp?kiji=2795