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ＪＲ中央線の線路切り替え工事で配線ミスが相次ぎ、運転再開が８時間近く遅れた問題で、ＪＲ東日本の大塚陸毅社長は、「初歩的なミスがなぜ続いたかを究明する調査チームをつくる」と謝罪会見で表明した。
チームは建設工事・設備と営業・運輸担当の常務２人をトップに１０数人で結成し、ミスのあった工事を担当した関連の電気工事会社員や監督していたＪＲ社員ら約１００人から事情を聴く。「あってはならないミスで、乗客の信頼を失った。来秋の下り線の切り替え工事に向け、二度と失敗しない体制をつくりたい」と話した。
また、事前に全作業員を集めた工事リハーサルを実施しなかったことについて、「工事個所ごとに何度も打ち合わせをしており、全体のリハーサルなしでも十分やれると判断した」と釈明。運転再開が遅れたことについては「あせりから見切り発車して新たな混乱を生まないよう、原因をきちんと調べるよう指示したため」と話した。
一方、国土交通省関東運輸局（横浜市）はＪＲ東日本に対し、原因究明と工事管理体制の見直し、再発防止策の確立を指示した。(09/29 20:20)