2003年09月29日(月) 20時00分

道路公団：「通行料金別納割引制度」を廃止へ（毎日新聞）

　日本道路公団は２９日、バス、トラック業者などを対象にした現行の「通行料金別納割引制度」を０３年度末で廃止する方針を固め、現行制度への新規加入を打ち切った。０４年度からはノンストップ料金収受システム（ＥＴＣ）を活用した新制度に移行する。

　別納割引制度は１９６３年から部分的に始まり、加入者は、個人、法人と小規模事業者が集まる事業協同組合など約７３００。高速道路の利用料金（月額）に応じ、最大３０％の割引を受けられる。

　発表によると、新規加入打ち切りのほか▽既存の組合への新たな組合員の加入を認めない▽個人、法人、組合を問わず、登録車両台数については、１０月中旬の利用約款改正後の増車を認めない—とした。

　別納割引制度については、扇千景前国土交通相が１９日、事業協同組合を中心に「割引額を組合員に還元しない不正もある」と指摘し、公団に制度の廃止を求めていた。【菊池卓哉】

［毎日新聞９月２９日］ ( 2003-09-29-20:00 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030930k0000m040051000c.html