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2003年09月29日(月) 00時00分

JR中央線、工事ミス 午後まで不通 運休234本、18万人影響 東京新聞

 二十七日夕から行われたJR中央線高架化工事で作業上のトラブルが続出し、東京・三鷹−立川間が二十八日始発から約八時間にわたって不通となった。JR東日本は東京−三鷹間と立川−高尾間で折り返し運転を実施したが、特急を含む二百三十四本が運休、行楽客など約十八万人が影響を受けた。 

■国交省、説明求める

 JR東日本によると、高架化工事は三鷹−立川間約十三キロのうち約九キロを高架化し、踏切十八カ所を廃止する内容。東京都の都市計画事業で、二〇一〇年の完成を予定している。今回は三鷹−国分寺間の約六キロで、上り線を敷設ずみの仮上り線に切り替える工事をしていた。

 トラブルが起きたのは武蔵小金井駅や武蔵小金井電車区の一帯で、二十八日午前三時二十五分、線路を切り替える五つのポイント(分岐器)で不具合が発生。さらに別のポイントや踏切でも故障が判明した。周辺の全三十三ポイントの確認作業が必要となった。このため、工事終了は当初予定から七時間遅れの同日午後一時すぎとなり、午前六時台の予定だった運転再開は下りが午後一時十二分の三鷹発、上りが同一時五十二分の国分寺発にまでずれこんだ。JR東日本はトラブルの原因について、大半は配線ミスとしたものの、一部は不明だとし、二十八日の終電終了後、原因究明に当たる。高架化工事は今後、同様の線路切り替え作業が計七回予定されている。JR東日本では予定を変更するつもりはないとしている。

 JR東日本は同日早朝から、不通区間でバスによる代行輸送を実施したが、継続して輸送するにはバス各社でバスと運転手の確保ができる見通しが立たなくなったため、代行輸送は午前九時十五分で打ち切った。

 JR東日本の井上進広報部長は「大幅な運休および他の交通機関への振り替えに協力いただいた上、今回の事態に至り、おわび申し上げます」とのコメントを出した。

 今回のトラブルで、国土交通省は二十九日にもJR東日本から説明を求めるとしている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030929/mng_____sya_____007.shtml