2003年09月29日(月) 12時29分

ＪＲ中央線工事トラブル「原因は配線ミス」（日経新聞）

　ＪＲ中央線の高架化工事で、ポイントなど機器類の故障が多発、復旧が予定より半日以上ずれ込んだ問題で、ＪＲ東日本は29日午前、「故障はすべて現場での配線ミスが原因」とする調査結果を発表した。

　運休234本、影響18万人という前代未聞の工事トラブルは、手順通りの作業を行っていれば防げた事故ともいえ、リハーサルなしで大工事に臨んだＪＲの準備不足や見通しの甘さなどに批判が集中しそうだ。

　調査結果によると、動作異常が起きた東小金井—国分寺間（4キロ）のポイント6カ所、踏切3カ所は、すべて現場での作業中における配線ミスが原因だった。

　ＪＲ東日本建設工事部によると、同社では配線類を新たに設置する場合、作業後すぐにチェックリストで配線の正誤を確認する決まりとなっているといい、関係者の間では「確認を行っていれば防げたミス」と指摘する声も多い。  (12:07)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030929AT1G2901H29092003.html