「アポイントメントセールス」被害増加尾張県民生活プラザ調べ（東京新聞）

2003年09月28日(日) 00時00分

　電話などで目的を隠して呼び出し、高額な商品やサービスを契約させる「アポイントメントセールス」の被害が若年層を中心に増えていることが、尾張県民生活プラザの八月の消費生活相談まとめで分かった。

　同セールスについての相談は八月は十五件で、前月比七件の増加。四月から八月までの累計は四十三件で、昨年同期に比べ五件増加した。特に二十代前半からの相談が多いという。

　電話などで「良い話がある」と言って事務所などに呼び出し、旅行の会員権サービスや、指輪、絵画などの高額な契約を迫るといった内容。また会員権サービスの場合、別の業者が「以前の契約が続いている」「会員権の解約手続きをする」などと呼び出し、別の契約をさせる二次被害も増えているという。

　同プラザは「書面の交付を受けた日から八日以内なら解約できる。八日を過ぎても、事務所に出向いた際、『帰りたい』と言ったのに帰らせなかったり、うその説明があった場合、契約の取り消しは可能」と説明、安易な誘いに乗らないよう注意を呼びかけている。

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