2003年09月27日(土) 11時19分

Segway不具合で6000台リコール（ZDNet）

　ハイテクスクーターのSegwayに発見された電力関係の不具合が原因で利用者が転落する可能性があるとして、米Segway LLCは9月26日、同スクーター約6000台のリコールを発表した。

　回収対象となるのは、2002年3月から2003年9月にかけてコンシューマーと企業向けに販売されたSegway Human Transporter（HT）の全モデル。特定の市場向けにテスト販売された「p」シリーズも含まれる。

　同社の発表によれば、バッテリーが残り少なくなっているなど特定の状況下で十分な電力が供給されない可能性があるという。「急にスピードを上げたり障害物に出くわしたり、電力低下の警告が出た後も乗り続けた」場合に起こる可能性があるとしている。

　Segwayによれば、この電力の不具合によって、乗っている人が転落することもある。これまで3人の転落が報告され、この中の1人は頭を縫うけがをしたという。

　この問題はソフトの無償アップグレードによって解消できるとして、同社は利用者に向けて、同社に連絡を取るよう呼び掛けている。

　Segwayは同日、「Segway HTの安全性については絶大な自信を持っており、ソフトアップグレードによって安全性がさらに強化される」との談話を併せて発表している。（ZDNet）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030927-00000013-zdn-sci