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2003年09月27日(土) 00時00分

コメ作況指数 県内は77で「著しい不良」朝日新聞・

  東北農政局盛岡統計・情報センターは26日、米の作況状況(9月15日現在)について、特に県北、沿岸部で不作が深刻との見方を示した。県南、沿岸、山間部では、いもち病被害も広がっているという。ただ、冷夏で不作が心配される中、状況はそれほど悪くないとの見方もあり、県などは「極端な米不足にはならないだろう」とみている。

  農水省発表の作況指数で、県は「著しい不良」の「77」。

  穂数は北部、下閉伊を除き「平年並み」だが、もみ数は少なく、実り具合も「不良」だった。

  不稔(ふねん)歩合は、県全体で16%。過去5年の平均は5%だが、同センターは「予測より低くおさまった」と評価した。ただ、北部では43%(平均8%)と極めて高い。主要作柄別では、「ひとめぼれ」が11%、「あきたこまち」が17%だった。

  いもち病被害が見られる面積率は、27・6%(平年13%)だった。県南、沿岸、山間部が多い。

  自主流通米の入札価格は、銘柄によって高めのものもあるが、落ち着いてきた。県は「全国の作況が予測より良く、米不足は深刻でないと見られたのでは」とみている。

  県産米の刈り入れはこれからが本番。JA全農いわて米穀部によると、入札は10月下期からの予定だ。「少しでも高く売って収穫減をカバーできるといいが、売れなくても困る」と、悩む。

  山田町の稲作農家、木村良一さん(55)は、「収穫は例年の半分くらいだろう。味が悪ければ高く売れない。200万円ぐらいの減収は覚悟している。農業に代わる仕事も今は見つからないし、来年1年は金を使えない」と話していた。

(9/27)

http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=4347