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2003年09月26日(金) 00時00分

男性、翌日急変し死亡/大田市立病院朝日新聞・

 交通事故のため、大田市立病院で検査と治療を受けて帰宅した同市内の男性会社員(67)が、翌日に容体が急変して死亡し、司法解剖の結果、交通事故が原因であると断定された。大田署は、同病院で担当した医師らに事情を聴き、事実関係を調べる。

 調べによると、17日午前4時55分ごろ、同市鳥井町の県道で、男性が運転する乗用車がガードレールに衝突。直後に市内の女性(51)が運転する軽乗用車に追突された。男性は救急車で同病院に運ばれ、当直の20歳代の男性外科医に左ひじの傷の縫合手術を受けた。胸などのエックス線撮影やコンピューター断層撮影の検査も受けた。

 同病院は「監察入院を勧めたが、骨折などの異常がないため、男性の希望により、自宅に帰した」という。しかし、18日午前3時ごろ、男性の容体が急変し、再び同病院に搬送。心肺が停止したため、蘇生処置をしたが、同7時4分に死亡した。

 司法解剖をした鳥取大医学部法医学教室の「死体検案書」によると、死因は肺挫傷で血液が気道内に流れ込んだための窒息死。このほか、直接、死因につながらないものの、肝臓の傷と外傷性の血気胸が認められ、「死因の種類」は交通事故とされた。

 25日に記者会見した同病院の岡田和悟院長(47)は「こちらは万全の処置を尽くした。司法解剖の結果は電話で聞いただけだが、病院での経過と差がありすぎる。文書で確かめたうえ、検討したい。処置にミスはなかった」と説明した。
 
 男性と同じ会社に勤める弟(67)は「年2回の健康診断でも異常が発見されておらず、交通事故が原因だと思う。病院での最初の検査にミスがあったと思う」と話している。(9/26)

http://mytown.asahi.com/shimane/news02.asp?kiji=3265