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2003年09月26日(金) 00時00分

県警、防犯カメラ拡充へ朝日新聞・


★★県議会で本部長「安全・安心を実現」★★

 塩田透県警本部長が25日、県議会の一般質問で、県内での防犯カメラの設置を拡充する方針を明らかにした。自治体や商店街が設置する際の協力のほか県警独自の設置も考えており、「各自治体などの理解を得て、安全、安心を実現するために設置促進に努めていきたい」という。


★★専門家「ルールづくりを」★★

 前橋市では、市の防犯協会が主体となって繁華街周辺に10台、高崎市の商店街では商店街が独自で3台を設置している。また、高崎市井野町の市営団地にもカメラ付きの防犯灯5基が国費で設置されている。太田市も市費で繁華街への設置を予定している。

 県警は8月、すでにカメラが設置されている団地の住民らを対象にアンケートを実施した。その結果、団地の住民からは「安心感がある」「犯罪に役立つ」などの意見が9割を占めたという。

 県内の今年上半期の刑法犯の認知件数は1万9304件で前年同期に比べ623件増加した。殺人、女性暴行は減少したが、強盗、放火、強制わいせつが前年同期に比べ46件増えた。さらに、これらの重要犯罪の検挙率は35・8%と前年同期に比べ半減しているという。

 県警生活安全企画課は、住民の声などをもとに必要性や設置場所の調査を各署に指示している。犯罪の増加に加え、警察官1人当たりの負担率も増加しているため、「目撃者」としての効果に期待しており、県警はカメラの設置費を来年度の予算要求に盛り込むことも考えている。


 【日弁連の人権擁護委員の春山典勇弁護士の話】

 歩いているひとであっても(撮影には)同意が必要だろう。「撮っています」と掲示する必要がある。また、撮影したテープをどのように処理するかが問題。警察の捜査への効果は大きいだろうが、しっかりとした細かいルールづくりが課題になるだろう。

(9/26)

http://mytown.asahi.com/gunma/news02.asp?kiji=3091